平成12年11月18日(土)島原勤労者総合福祉センター
パネルディスカッション 15:40〜17:30
しまばら水屋敷 島原市万町アーケード 0957-62-8555 FAX同番
mizu929@alto.ocn.ne.jp http://www3.ocn.ne.jp/~mizu929/
「USUZAN.NET」「MIYAKEJIMA.NET」に個人として参加中。
万町商店街青年部長、島原市商店街連盟企画副委員長、島原商工会議所青年部総務委員長、他
島原15年、長崎3年、東京5年、大阪2年、で25才で島原へ戻り12年目。
昭和63年10月 島原へ帰郷、実家の呉服屋(とみや)の後継ぎとして家業を手伝う。
平成 2年11月 普賢岳噴火
平成 3年 6月 大火砕流
平成 7年 8月 しまばら水屋敷の屋号で開場
平成11年 年間入場者数 10万人
平成12年 年間入場者数 13万人(予想)
基本的に、「人間は自然には、かなわない!」を、しっかり理解した上で、
「人間に何ができるのか?」と、
「工夫」や「知恵」を使ってたくましく生きていきたい!
1.土地が活性化する為には、「定住人口」が増えるのが一番!
2.日本全体の人口が減るのに、島原だけ増える可能性は低い!
3.ぢゃあどうする?
4.「交流人口」を増やそう!(交流人口=観光、研究機関、学校、など)
日本全国「水の都」といわれているところは、たくさんあります。
しかし、「まちなか」に、これだけの湧水があふれているところは珍しい!
何故?まちなかに湧き水が豊富か?
200年前の普賢岳噴火による地殻変動が原因 「島原大変肥後迷惑」
「自然の驚異」と「自然の恵み」という自然の両面性を感じれるふるさとなんです!
水屋敷=水の湧く屋敷
万町の水屋敷 中山素平氏(元興銀頭取)の実家
明治初期建築の木造二階建(一階が和風、二階が洋風)
湧き水の池(4m×15m) 一日4000トン=一秒50リットル
もともと祖母の隠居宅として20年前に購入
普賢岳災害の降灰(&台風)の為、4年間(H3〜7)空家に
「長期災害」という精神的に不安な中、いろんな「まちづくり勉強会」に参加。
「ある夜」の避難騒動をきっかけに、
「死」を覚悟するような「腹くくり」をベースにした考え方になり、
「悔いのない人生」を送りたい!と、実家の呉服屋の後継ぎを辞め、
廃屋になりかけた屋敷を修復しながら「しまばら水屋敷」を始める。
具体的取り組み
「散歩地図(昼・夜)」島原のまちをのんびりと散策! 水屋敷にて無料配布
「来る福招き猫まつりin島原」 第三回 平成12年9月22日〜10月10日
約二週間に5千人ほど来場 個人主催で開催
毎年秋に、島原のまちを「招き猫&湧水めぐり」で散策を提案
水屋敷の縁側に座って、湧き水の池をながめて、ボーっとしてください
島原の人の生活と湧き水が密接に結びついている事を、感じていただければ幸いです
「島原一市民の石川俊男」が、「個人の自宅」を、「個人の意志」で、一般に公開している!
「余所行きの場所」ではなく、「普段着の場所」。(水鏡の対応)
島原の住民の家に旅人がおじゃまするという形で、「島原らしさ」に触れる場所。
「私なりの旅人の視点」で島原情報を提供してます。
「島原一市民の石川俊男」が、「個人の自宅」を、「個人の意志」で、一般に公開している!
入場料は無料! 公的資金もいただいてない
「希望者のみ」、かんざらし、まっ茶、珈琲、等を有料で提供している
二階広間に石川個人の招き猫コレクションを展示しており
「入手希望者のみ」、招き猫を有料でお譲りしている
「食べ物」と「招き猫」の売り上げで、
利潤を捻出し、自分たちが生活し、家の修復を続けてます。
ただ、あくまでも個人宅で、お店だという意識ではない。(銭金のみでの判断は嫌い)
・7名以上の団体は入場不可
・躾をしようという姿勢のない子ども連れは入場不可
・中でマナーが悪い方は注意して退場していただきます
手つかずの自然も多く、たいへん意義のある歴史もある素晴らしいふるさとです!
まったく新しいものを作るよりも、
今まであったものを生かして、経済活動をともなう状態にするほうが自然でいい。
例)森岳まちづくり、他
全国でも有数の素材の宝庫!
例)手延べそうめん 全国二位の生産量 福建省からの手延べの伝統技術。
木蝋(もくろう) ハゼの木から採れる良質の植物性蝋、昭和福ハゼ。
支石墓(ドルメン) 縄文時代のドルメンは世界有数。
手打ち刃物
手づくり線香
既存の組織(システム)は、田舎ゆえのしがらみで?機能してないものが多い。
ぢゃあどうする!?
情報の共有化(ネット)の考えで、意志のある人間の絆を広げていく!
個人で責任(リスク)を背負って、動くほうが小回りがきいて楽!
マイナスを補うより、プラスをのばしましょう!
「行動」のともなわない「議論」は「無意味」!