災害と報道を考える

第10回雲仙集会

「つなごう 島原の今」


市民とマスコミの対話集会
平成13年(2001年)6月2日
島原文化会館(中ホール)
主催:第10回雲仙集会実行委員会

 約130人参加
初心者デジカメなので暗くてスイマセン、、、(笑)


第一部 島原、有珠山、三宅島からの報告と討論


左から 
木村さん 有珠の富山さん 三宅の三谷さん 島原の大町さん マスコミ代表神戸さん

島原から 大町辰郎さん

 安中地区まちづくり推進協議会会長
 特定非営利法人島原普賢会理事長

  ・どうにか10年で復旧したが、「心の復興」はまだ、、、
  ・いい意味でマスコミを利用して活性化していきたい!


有珠山から 富山隆介さん

  虻田町まちづくり復興計画委員会委員
  洞爺湖温泉の酒屋さん

  ・二つのポイント
    ・食事供与→生活支援事業
    ・固定資産税の減免 住宅→事業所
  ・世界初?「ゾーニング」での土地利用
  ・噴火周期の短期化 30年周期→23年周期? 一生に3回経験?
  ・「次の災害にどうそなえるか?」が大きな問題


三宅島から 三谷彰さん

  社会福祉法人三宅島社会福祉協議会職員
  福祉活動専門員、介護支援専門員、社会福祉士

  ・火山ガスの問題
    桜島の30倍以上の量、一般の100倍の濃度
  ・住民アンケートの紹介
    「1年もたない」→6割!
  ・点在する避難所の問題点
  ・自然相手の災害で見通しがつかない!
  ・将来への不安感の増大!
  ・とにかく30分でもいいから「一時帰島」を実現して欲しい!


マスコミから 神戸金史さん

  毎日新聞福岡総局社会部記者 RKB毎日放送
  雲仙・普賢岳災害や阪神・淡路大震災などで災害問題を取材

  ・普賢岳の大火砕流前後でのマスコミの状況を体験談として説明
  ・マスコミが「当事者」の立場へ。(もしかしたら「加害者」かもしれない?)
  ・長期災害における取材サイド内部での葛藤
  ・マスコミ内部での自浄努力の必要性


コーディネーター 木村拓郎さん

  社会安全研究所所長
  市民防災学、災害社会学

  マスコミへ
   ・災害発生初期の「安全対策」「危機管理」
   ・長期取材の工夫

  被災者救済制度の見直しを
   ・研究科学は進むが、制度は進まない現実

  長期噴火災害→経済災害 


会場より

長崎新聞さん

 ・マスコミの中にも、
  しっかりと意識を持って取材に取り組んでいるものもいることを
  わかって欲しい。


旭芳郎さん(島原ボランティア協議会)

 ・特権意識をもっている一部マスコミは反省して欲しい。
   例)有珠山の役所前の駐車場がマスコミの車で満杯に!



第二部「深江太鼓」「定点回帰」
第三部「講演〜鎌田慧さん〜」

仕事の都合で中座しましたので、残念ながらどんな様子だったのかわかりません。