「がまだせフラッグも」 

  平成12年5月12日 島原新聞


「がまだせフラッグも」 
 市PTA連合災害見舞金150万円と

北海道有珠山噴火被災地の子どもたちを励まそうと、島原市PTA連合会の
小松広海会長らが11日、島原市内の小中学生が描いた「がまだせフラッグ」10枚を
小嶺教育長に寄託した。

同連合会では有珠山噴火後の先月7日、会合を開いて支援策を協議。
さっそく被災地へ激励の電子メールを送り、見舞金と激励フラッグを届けることを決めた。
      
見舞金については各学校のPTAの予算から捻出し、伊達市と壮瞥町、虻田町の
1市2町のPTAに対し8日、計150万円を送った。

同連合が市内10校に配った「がまだせフラッグ」は縦2m、横1mの白いテトロン製。
普賢岳噴火被災地の子どもたちが有珠山の噴火終息を願いながら仕上げたもので、
「山に負けるな」、「島原の災害の時はありがとう」、
「早くきれいな町に戻れるように頑張ってください。私達も応援しています」などの
激励メッセージとともに、緑がよみがえった被災地の絵などが描かれていた。

小嶺教育長は
「普賢岳災害の経験を生かした取り組みに、有珠山周辺の子どもたちも
元気を出してくれるのでは」と語った。

また市内の小中学校では各校で独自に見舞金を集めており、
今月中にでも被災地の子どもたちに届けられる予定。