平成12年5月2日 島原新聞
北海道・有珠山噴火被災地に対し自民党島原支部など3団体が1日、
見舞金をそれぞれ吉岡市長に寄託した。
このうち、普賢岳噴火災害で住宅や農地を失った安中地区の被災世帯でつくる
「家屋流焼失・被災者の会」(堀一也会長・65世帯)では
会員1世帯当たり5千円以上の募金を呼び掛け、33万5252円を集めた。
被災後の平成6年5月、有珠山周辺を視察し、
自立再建への道を切り拓いた同会の会員。
「特に虻田町の方々にはたいへんお世話になった。」という。
堀会長以下役員7人が市役所を訪問。
堀会長は「避難しておられる虻田町の被災者の方々に届けてほしい」と
吉岡市長に伝えた。
一方、自民党島原支部幹事長の内田昭寿氏、吉田昭義氏、北浦守金氏の
3市議が来庁し、支部員及び先月23日の定期大会時に集めた募金
32万4729円を寄託した。
また、普賢岳噴火災害で被災し、移転を余儀なくされた元上折橋町内会から
松本秀敏さんら3名が訪れ、5万円を届けた。
なお、1千万円を目標に市が窓口となり実施した有珠山噴火災害義援金募金は
1日午後3時現在、1千2百万円を突破した。
内訳は町内会から155件で約880万円、町内会を除く個人・各種団体から
46件で約320万円となっている。