「太鼓グループが熱演」

平成12年5月7日 島原新聞


「太鼓グループが熱演」
 チャリティーコンサート

北海道・有珠山噴火被災地を支援するため
「有珠山噴火災害チャリティーコンサート」が5日、
深江町の道の駅みずなし本陣ふかえのふれあい広場で開かれた。

「同じ噴火災害を体験した者として被災地を支援しよう」と、
普賢岳噴火被災地の太鼓グループ「和道深江太鼓」(岩永和昭会長)が
主催したもの。

島原半島の太鼓グループでつくる島原半島太鼓連盟や島原ボランティア協議会、
焼肉たかしちゃん、フリーマーケット大好き主婦の会が共催、
主旨に賛同した萩原ミートや北田物産、生田建設など地元企業が協力した。

コンサートには同太鼓連盟に加盟する和道深江太鼓と布津無双太鼓、
瑞宝太鼓の3団体が休日を返上して出演。

大型連休の中日とあって観光客らが太鼓の音に引き寄せられるように集まった。

会場ではこのほか、有珠山の噴火災害パネル展やチャリティバザー、
フリーマーケットがあり、一角には義援金募金箱も設けられた。

午前10時過ぎから午後3時まで延々と演奏を繰り広げ、
長丁場を乗り切った岩永会長は、
「有珠山噴火から1ヶ月以上経過したが、
現地ではまだ多くの方々が避難生活を余儀なくされている。
同じ噴火災害、避難生活を経験した者として苦労が分かる。
何とか支援していきたい」
と語った。

8月には有珠山周辺で地元太鼓グループとのジョイントコンサートを計画しており、
今回のコンサートの収益金についてはその際、島原ボランティア協議会を通じて
現地へ送る予定。