「好評!来月は福岡でも」
  がまだすシェフのカレー

    平成12年5月9日 島原新聞


「好評!来月は福岡でも」
  がまだすシェフのカレー

有珠山噴火災害の被害者たちを支援しようと
(社)全日本司厨士協会島原雲仙分会(会長=岩本哲男さん・会員27人)が
8日、島原市萩原三丁目の島原地ビールレストランで
「がまだすシェフのカレー」チャリティーを開き、たくさんの人で賑わった。

前もってシェフらは各ホテルで仕込みをやり、当日は午前8時半から準備に入った。
店内には始終「がまだす音頭」が流れ、午前11時半の開店前から列ができた。

入り口にチャリティーポットが置かれ、カレー300円、ビール200円でサービスされた。
20種類以上のスパイスが混ざったビーフカレーの味は格別のおいしさ。

味をさらに引き立てるためにマンゴチャツネ(マンゴジャムのようなもの)や
トーステッドオニオン(タマネギを焼いたもの)もあり、普段と違う食べ方に
来場者は大喜びだった。

「本格的なホテルのカレーが300円で、同時に被災地へチャリティーができるなんてうれしい」と
だれもが感激の一言。
「おいしい」とおかわりする人や持ち帰る人も目立った。

岩本さんは
「はじめてのことなので最初は不安だった。しかしやるからには、全力を出し切らなければいけない。
予想以上の反響で本当に良かった」とうれしそうに話していた。

売り上げ金は全額、島原市を通じて義援金として送る予定。
なお同分会は西日本地区にも呼び掛け、6月には福岡で同様のチャリティーを計画中。