長崎新聞

平成13年1月11日(木)「復興のノウハウ学ぶ」
            三宅村村議が島原訪問


雲仙・普賢岳噴火災害時の被災者対策や復興の手だてについて学ぼうと、
伊豆諸島・三宅島噴火災害で全島避難が続く東京都三宅村の村議二人が
10日、島原市役所を訪れ、吉岡市長と会談した。

村議会前議長の梅田政男、同前副議長の寺本恒夫両村議。

寺本氏は
「現在、島民は本土で分散生活しており、コミュニティーが壊れている。
 親子が離れて暮らしているケースも多く、不安が増している」
と説明。

吉岡市長は
「復興計画を早急に示し、島民の不安を取り除くことが必要。
 村は、都や国に積極的に働き掛けていく必要がある」などとアドバイスした。

梅田氏は
「三宅村は島原に比べ多くの点で被災者対策が不十分。
 雲仙岳災害対策基金による復興の推進など、島原のノウハウを持ち帰り、
 都に働き掛ける態勢づくりに取り掛かる」
と話した。

(会談中の両村議の写真入り)